雨の日

梅雨が明けて、夏本番!街中よりは涼しい炭山ですが、それでも汗だくになりながら子どもたちと過ごす毎日です。

お散歩の時間、夏は川遊びが定番です。少しの雨ならエイッと外にでることもありますが、ザーザー降りの雨の日は室内で過ごします。お散歩に行けなくて子どもたちから残念がる声がでそうですが、反対にウキウキうれしそうにする子がいっぱい!幼児グループの室内遊び、とっても楽しいのです。

「今日は何がしたい?」子どもたちからいろんな意見が飛び交います。

最近みんなのお気に入りは、はぎれを使って編んだ長い縄での縄遊び。ニョロニョロと動かして「へびだよ!」。高さをつけて「大波がきた!」。大きくしたり小さくしたり、生きてるように動く長縄に恐る恐る近づく子どもたち。慣れてくると何度も挑戦したり、お友達と手をつないで跳んだりとそれぞれの挑戦を始めます。


お馬さんで渡ってみる子も。1人がはじめるとみんなも、楽しそう!やってみよう!子どもって楽しいことへの反応が本当に早い!



玩具館ならではのお絵描きの日もあります。紙が大きくなるといつもの絵よりもダイナミックになったり、描く絵が違ってきたり。この日はクレヨンでしたが、絵の具を使う日もあります。絵の具の日は子どもたちの手が筆代わり。いつの間にか裸ん坊になって体中にお絵描きがはじまることも。玩具館でしか味わえない特別な時間だなぁとつくづく感じます。



椅子に座って、並んでするお絵描きも。この日は和紙を使って思い思いに描きました。保育の先生から「絵は聞くもの」と教えていただきました。絵を描く子どもたちからいろいろな話を聞いて、「そうなんだ〜!」「ステキだね〜!」話していくうちに子どもたちの想像やストーリーはさらに膨らんでいきます。みんなとってもステキなその子らしい絵を描いていました。



雨の日の玩具館。子どもたちの大好きな遊びはまだまだあります!雨の日を楽しむみんなの姿を次回も紹介できたらと思います。

(幼児グループ会員  大西律子

















1日のはじまり


朝の9時半ごろになると、玩具館は子どもたちの元気な声でいっぱいになります。毎朝あつまる親子は10組前後。宇治市内からはもちろん、京都市内、なんと滋賀や奈良から通っている親子もいるのですよ。

幼児グループの1日はフロアの雑巾がけから始まります。雑巾がけは腕の力、足腰の力がないとなかなか前に進みません。最初はつまずきながら。毎日やっているとだんだん少しずつ進めるようになって、端から端までビューンと一気にかけられるようになります。広いフロアを駆け抜ける感覚は大人も気持ちがいいものです。





子どもたちが力を合わせて雑巾のバケツを片付けると、みんなの大好きな歌の時間。元気いっぱい『チボリーノの冒険』、のびやかで気持ちがいい『森は生きている』、たくましく力強い『山の子』、お友達に向かってお山に向かって、おーい!『秋の空』。『機関車のうた』や『かえるのうた』では子どもたちが元気に走ったり跳ねたり。体を使って歌を楽しんでいるのを感じます。お腹から声をだすと気持ちもすっきり!お母さんたちも大好きな時間です。



50年ほど前にさくらさくらんぼ保育園からはじまったリズム体操というものがあります。幼児グループではこのリズム体操を毎日行っていて、ピアノの音に合わせながら鳥になったり両生類になったり、どんぐりになったりトンボになったり。子どもたちはいろいろなものに変身しながら、耳を使い、目を使い、体をめいいっぱい動かします。





最後はみんなで輪になっての糸車が定番です。ぶんぶん まわれ いとぐるま〜
と歌いながらぐるぐる回ります。最後はスピードをあげて反対回り。遠心力がかかって、しっかり手を繋いでいないと飛ばされそう!隣の人との信頼感。成功したときの一体感。ドキドキワクワク。いろいろな気持ちを体験できる遊びです。



もちろんその輪の中に入るまでに沢山葛藤する子もいて、ドキドキが好きな子ばかりではありません。ちょっと怖いな。恥ずかしいな。でも楽しそうだな。座って見ている子もみんなの輪の外で回っている子も、心の中でみんなと一緒にぐるぐるしている瞬間があるのだと思います。終わるとみんなニコッ。

大人にとっては何でもないことが、子どもにとってはとても大きな問題だったり。そんな気持ちを励まし合いながらも大事にしていける場所だと思っています。

(幼児グループ会員  大西 律子)












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