冬の楽しみ

暖冬だと言われた今年の冬。
12月に入り、ここ炭山にも
本格的な冬がやって来ました。

キンとした空気の中をお散歩したり、まだ雪は降らないかなぁと待ち遠しく
空を見上げたり、葉の落ちた木々に留まるいろんな鳥を観察したり…
玩具館の冬も、たくさん楽しみはあります。

その楽しみの中の一つに、薪ストーブがあります。
火を入れると、すぐに子ども達が集まって来て、ストーブ前で黙って火を見つめています。

ストーブは、寒くて広い玩具館を暖めてくれるだけではなく、料理にも活用します。
今日は寒くなり、待ちきれずに、
焼き芋と焼き林檎を作りました。
焼き芋は、どこで食べる焼き芋より
一番美味しく、林檎はそのままだと
甘くなく酸っぱいものでも、
瑞々しくほんとうに美味しくなります。

おやつ担当のお母さんが、
時間がなく、おやつが作れない時も、
ホイルに包んでストーブに入れておけば、美味しいおやつの出来上がり〜

暖かい玩具館のストーブは、
みんなでほっこりできる、冬の場所です。

(幼児グループ会員   あーちゃん)

クリスマス会

少し早めの玩具館クリスマス会。
みんなが楽しみにしていたこの日がやってきました。

あわてんぼうのサンタクロースを迎えるために、炭山の植物で作った直径1メートルの大きなリースを飾り、こどもたちが運んだキャンドルスタンドをいつもの場所に。



お母さんたちが歌うクリスマスソングにあわせて、2階から何やら物音が…。

「ドスン!ドスン!ドスン!」


「わぁ。」静かな歓声があがり、こどもたちは椅子に座ったままキラキラした目でサンタさんの登場を見守ります。モジモジと恥ずかしそうな子。人懐っこく近づいていく子。2歳くらいの子からは「こわいー!」の泣き声も。みんなそれぞれでおもしろい!



サンタさんは先生に内緒話をしながら、遠いところから来たことや、少し早めにきたこと、みんなにプレゼントをもってきたことを伝えます。

名前を呼ばれた子が一人ずつ、サンタさんの前にいってプレゼントを手渡ししてもらいました。普段は元気いっぱいの子どもたちが、少し緊張した顔で神妙に受け取る姿は何とも言えない可愛さです。

サンタさんからのプレゼントは、子どもたちのお昼寝中にお母さんたちが頑張った力作揃い!愛情がいっぱいつまったプレゼント。

手作りじゃなくてもいいから、子どもへのプレゼントには想いを込める。それは絶対子どもに伝わるから、という先生の言葉。きっとこのプレゼントを見るたびに、今日のこの日を思い出すんだろうな。





サンタさんに見てもらった子どもたちだけのリズム体操。それはそれは素晴らしかった!キラキラと自信いっぱいにありがとうの気持ちを伝えようとする子どもたちの顔。子どもたちからも最高のプレゼントをもらえたクリスマス会でした。

(幼児グループ会員  大西)
















木登り

今年も柿がたくさん実をつけました。渋柿ですが、少しずつ甘がきに変身していきます。その見分け方を、しっかり身につけた小学生。今日もみんなで散歩に行って、柿の木に登ります。

6年生のKちゃんは地上4mくらいまでのぼることができます。ほかの子たちもそれに続いて必死に上をめざします。






甘柿を見つけたKちゃん「柿落とすよ」。下で受け取る子。里山の、ほのぼの風景です。




(土曜グループM)

サンタさんくるかな?



毎年恒例のクリスマス会を来週に控えて、お母さんたちは準備に大忙しです。

保育士の先生がサンタさんから届いたお手紙を子どもたちに読んでくれました。


クリスマスよりちょっと早めに玩具館にくること。

プレゼントを持ってきてくれるかもしれないこと。

そして、サンタさんが来てくれたらお礼にリズム体操をみせてあげたいということ。



子どもたちみんなで相談して、サンタさんに見てほしいリズム体操を5つ。クリスマス会にむけて練習です!

このお礼のリズム体操、子どもたちだけでやるというのが決まりごと。いつもはお母さんに抱っこしてもらったり手を繋いだりしながらの子も、サンタさんのためとなるとやる気まんまん!

みんなの背中にみなぎる自信!



みんなすごい!すごい!



玩具館に通い始めて1年半、みんながリズム体操をしているのをいつも見学していた3歳のAちゃん。最近お母さんと手をつなぎながら少しずつ参加できるようになっていたのですが、この日は何のためらいもなくお友達の中に…。笑顔いっぱいでやり遂げました。

2階からそっと見守っていたお母さん。うれしくて涙涙…。

子どもの自信がお母さんの自信に。玩具館は子どものこんな瞬間を間近で見られる場所です。


さあ、あわてんぼうのサンタさんは来てくれるかな?

(幼児グループ会員  大西 律子)












醍醐寺手作り市に出店しました!



醍醐寺で毎月29日に開かれる「醍醐市」に初出店しました。



行楽シーズンの日曜日ということで、ご家族連れや外国からのお客さんたちが沢山きてくれました。



手作り市の出店は、幼児グループのお母さんたちが子どもを連れて参加することも多いのですが、この日は頼もしい助っ人が!お父さん揉みくちゃです!




懐かしいな〜と足をとめてくれるご年配のお客さんもたくさん。

男の子のお孫さんを連れた、おじいちゃんとおばあちゃんがとても懐かしいと言って立ち寄ってくれました。おじいちゃんは嬉しそうにお孫さんに遊び方をお話しされていて、お孫さんも興味深々。

どれかほしいな〜という言葉を聞いて、おじいちゃんが「そうか!よし。おじいちゃんが作ってやろう!」とニコニコ帰られました。玩具館のおもちゃにはそんな力もあるんだなぁと嬉しい発見です。

夕方暗くなるまで、時々店番をしたり遊びながら待っていてくれた子どもたち。玩具館の子どもたちは何もない場所でも本当によく遊ぶな〜と感心しながらの楽しい1日でした。


(幼児グループ 大西 律子)



パノラマ展望台

玩具館のみんながパノラマ展望台と呼んでいる場所があります。幼児グループで一緒に過ごしていたお友達が卒業することになり、最後の日にみんなでチャレンジすることになりました。

この日、朝の炭山の気温3度!山に入るとさらにひんやり…

最初はなだらかな坂道ですが、石を置いただけの川を渡ったり、ツルツルの橋を歩いたりと難所が次々とあらわれます。


だんだんと坂が急になり、登るにつれて風も強くなってきて真冬の寒さ!「もう少し、もう少し、がんばろー!」みんなで励ましあって歩きます。


山に入って約1時間。
急に広がる視界。

パノラマ展望台に着いたー!


すばらしい景色。宇治の町が一望できます。大阪のビル街まで見えました。とっても狭い展望台で、寒さも忘れ、子どもたちはオヤツのミカンと大人たちは熱々のコーヒーでカンパイ!


この日チャレンジしたのは2歳、3歳、4歳の子どもたち。みんな自分の足でここまでたどり着きました。

寒さと眠気と空腹がピークの2歳児さんたちは帰りは抱っこでしたが、3歳児さんは帰りも最後まで歩きました!4歳児さんは自分のことだけではなく、みんなのために渡る川に石を置きなおしたり、川の水で靴が濡れたって平気!たくましい!

みんな本当に頑張りました!抱っこしながら下山したお母さんたちも頑張りました

パノラマ展望台はいつも来られる場所ではないので、よけいに子どもたちの成長がよくわかる場所。みんなと一緒だから頑張れる。こんな体験、玩具館じゃないとなかなかできないなぁと実感します。泣いちゃった子、抱っこしてもらった子。次はどんな姿をみせてくれるのかな。

(幼児グループ会員  大西 律子)










紅葉谷の遠足


今日は、宇治白川の紅葉谷へ遠足に行ってきました!

昨日までの雨で足元が心配でしたが…
子ども達はそんなのお構い無し!元気いっぱいに、美しい宇治の秋を満喫しました。



歩き出して直ぐに…
子ども達はドングリや木の実
大人達は椎の実拾いに夢中!




椎の実、大量ゲットです!




普段のお散歩もそうですが、冬いちごやムカゴ、大人達が喜んで取っていると、子ども達もそんな大人達の姿を見て、いつの間にか食べられる木の実を覚えていきます。


白山神社のすぐ下でお弁当タイム。
少し早いお昼でしたが…みんなお腹ペコペコ!自然に囲まれて食べるお弁当は美味しい。



お弁当の後は白山神社へ。
重要文化財に指定されている歴史ある神社です。子ども達は何をお願いしたのかな?


短い時間でしたが、普段と違う景色の山歩き。自然の美しさにたくさんパワーをもらった散策でした!


幼児グループ 高島

秋のお月見会

毎年恒例の「秋のお月見会」。玩具館の会員の交流会です。
山うさぎ幼児グループと土曜グループの会員の参加が中心ですが、加古川市から、幼児グループの第1期生も参加。一泊二日で仲間との親睦を深めます。

一日目は、パノラマ展望台へのハイキング。

あいにくの雨模様で、幼児さんたちは途中の林まで。
さすが、小学生たちは雨の中でもパノラマ展望台まで行きました。
すごいパワーとエネルギー!

みんなでお弁当を食べて、午後は小学生はボートゲームの原型「十六ムサシ」と「古代すごろく」を作ります。




晩御飯のお手伝いをする子どもたち。

晩御飯はお鍋。

何が入ってるか分からない「闇雲鍋」も、毎年恒例です。

夜には、コカリナ奏者美恵子さんと、玩具館のお母さん達で結成した合唱団コーラス「GGG」とによるミニコンサート。


自分たちのお母さんがみんなの前で歌ったり演奏したりするので、子どもたちは恥ずかしそうに、しかし誇らしげに応援してくれました。


小学生女子も一生懸命コカリナを練習し、素晴らしい演奏を披露してくれました。


二日目は、思いっきり工作!
小学生は昨日の続きを仕上げます。

幼児さんは「起き上がり小法師」を作りました。



先生に教えてもらいながらも、全部自分で作り、最後には色とりどりの飾り付けを。個性が出ますねー。


あっという間の二日間。
普段はできないお泊まりはもちろん、ハイキングや工作やお手伝い。
子どもたちや大人にとっても、密度の濃い濃い時間でした。

幼児グループ会員 石田

まっかな秋



まっかだな   まっかだな
つたの葉っぱも  まっかだな
もみじの葉っぱも  まっかだな
沈む夕日に  てらされて
まっかなほっぺたの 君と僕
まっかな秋に かこまれている



朝のフロアにみんなの元気な声が響きます。まだまだ暖かいと思っていた炭山にも真っ赤な秋の訪れです。

いつもの散歩コースにある大きなもみじの木。いつの間にかこんなにキレイに紅葉していました。







子どもたちは吸い込まれるように木の下へ。



あるのは落ち葉ばかりなのに、子どもたちはその場所で長い時間遊んでいました。子どもってすごいなぁと感心する瞬間です。

炭山に寒い寒い冬が来るまえに、この風景と実りの秋を子どもたちと共にたっぷり味わおう。そんな風に思える穏やかな1日でした。

  





(幼児グループ会員  大西 律子)










冬支度

日に日に秋も深まり、そろそろ玩具館も冬支度のはじまりです。

土曜グループ会員H君のおじいちゃんがたくさんの丸太を持ってきてくれたので、今日はみんなで薪ストーブ用の薪割りです。

小学生のお兄ちゃん達が一輪車で重たい丸太を運び上げ、おじいちゃんが薪を割る。

見ているうちにみんなウズウズしてきて、「俺も割りたい!」「次は俺!」。

大人でも難しい薪割り。2回挑戦しても割れなかったK君。「俺がやっても割れへんし…」。それでも挑戦した3回でパッカリ割れた時の彼の満面の笑顔ったら!


薪が割れない小さい子ども達も、自ら進んで薪を運ぶお手伝い。


昔の日本はこんな風に小さい子ども達にも仕事や役割があって、生き生きと生活していたんでしょうね。

玩具館の子ども達は幸せです。

土曜グループ会員 石田